ふと聴きたくなる懐かしの洋楽

Joan Baez - Diamonds and Rust
ジョーン・バエズ  ダイヤモンド・アンド・ラスト

2018年8月にとりあげました「ジョーン・バエズ      サッコ・バンゼッティのバラードPART2」を聴いていた頃、この曲をyou tubeで聴く機会がありました。
メロディがなぜか脳裏に残り忘れらない曲となりました。リアルタイムに聴いていた曲ではありませんが・・・・・・・
彼女のイメージは、フォークソング歌手で「ドンナ・ドンナ」とかの曲がかすかに記憶に残っている程度でした。確か、日本のフォークソングブームの先駆けの象徴として、多くの人が彼女の歌を歌っていたようでした。
こんな、どこかしら暗い雰囲気を漂わせた曲を歌っていたというのは、意外な感じがしました。サッコとバンゼッティの曲もうかなり重たい曲でしたね。

そして、この曲に歌われている男性(亡霊?)が、あの「ボブ・ディラン」だとは知るよしもありません。ジョーン・バエズは、ボブ・ディランと一時期行動を共にし、彼の恋人でありかつ彼の歌のプロモーターであったようです。

英語歌詞は、かなり難解でしたので、自分で和訳するのはやめました。デジタル文化研究所所長の近藤龍太郎氏の訳を見つけましたので、引用させていただきます。

ギターのイントロが素晴らしい。引き込まれてしまいます。彼女の歌声も淡々としていて静かに胸に響いていきます。最近、こうしたしっとり聴かせてくれる曲に出会う機会はめっきり少なくなりました。
やっぱり、私もいい加減に年を重ねてきたということなのでしょう。(笑)


 

ダイヤモンドと錆 (近藤 龍太郎氏:訳)

亡霊になって出てくるのはやめてね
いつもとは言わないけど
満月の夜とあなたが突然電話してきたときだけ
私はここに座って受話器を握っているけど
聞き慣れた声を聞くと
すごく昔に真っ逆さまに落ちて行くよう

あなたは深く青い瞳で
私の詩はお粗末だと嗤った
どこから電話しているの?
中西部の電話ボックス?
十年前、私はカフスを贈ったわね
あなたも何かお返しをくれたっけ
思い出が何になるのか、二人わかったわね
思い出はダイヤモンドと錆になる

あなたはいきなり登場し
そしてすでに伝説
磨かれていない原石
生まれながらの放浪者
あなたは私の腕の中にいたのに
いまは行方不明ね
いつだって私はあなたのものだった
あなたを傷つけたりしなかったのに

落ち葉の中に立っている
あなたの髪には白い雪が
ワシントン広場に面した安ホテルの窓の外で
あなたは微笑んでいる
二人の息は混じり合い窓を曇らす
正直に言うわ
あの時あそこで、死んでも良かったのよ

君は思い出じゃないというけど
他の言い方はないの?
あなたは言葉が上手な人
だけどものごとは適当よね
だからいま誤魔化して欲しいのは
記憶がみんな蘇ってきたから
そう、本当に愛していたわ
ダイヤモンドも錆も全部差し出せと言われたとしても
もうすべて渡しているの