ふと聴きたくなる懐かしの洋楽

Simon & Garfunkel - The Only Living Boy In New York
サイモンとガーファンクル ニューヨークの少年


この曲は1970年のサイモン&ガーファンクルのアルバム『明日に架ける橋』 Bridge Over Troubled
Water に収録された曲です。俳優として映画「Catch-22」の撮影でメキシコに行こうとしている相棒のアートに向けてポール・サイモンが書いたメッセージソングです。アコースティックなサウンドが素敵なポールらしい歌です。一抹の寂しさを感じさせ、先行きの見えない不安が織り込まれています。

サイモンとガーファンクルの2人は高校時代に「トム&ジェリー」というユニット名でデビューしました。当時のアートはトム・グラフ Tom Graph で、ポールはジェリー・ランディス Jerry Landis と名乗っていましたた。
その後トム&ジェリーはいったん解散し、2人はそれぞれ大学の学業に専念。卒業後の1964年にサイモン&ガーファンクルとして改めてデビューしました。

この曲で、アートのことを「トム」と読んでいるのです。
ポールはひとりニューヨークに残り、アルバム「明日に架ける橋」の製作に没頭していました。アートがいない間、アルバムの制作は滞ってなんとかならないかという気持ちがある一方で、アートの俳優としての飛躍も応援したかったのでしょう。それでもポールにしてみれが、アートから「置き去りにされた」という感覚は拭えなかったのかもしれません。


そんなポールの心の中の葛藤は、この曲のニューヨークの少年の気持ちなのです。
この歌詞の中で、ポールの「これからどうしよう」という戸惑いと、同時に「僕はひとりになっても、これからも この街で この世界で、生きていくんだ」という決意を表しているように見えます。


この頃のふたりは、意見は対立することが多くなったと言われています。

解散か・・・・まだ一緒にやれるかも・・という葛藤をお互いに感じていたしていた頃だったかもしれません。
案の定、残念のことに、アルバム発売の1970年の同年にサイモンとガーファンクルは解散してしまいました。

「トム 
時間どおりに飛行機に乗るんだぞ
わかってる 君の役は上手くこなせるよ
君はメキシコに飛んでいってしまうけど
僕はここにいるよ
ニューヨークでたった一人でね

必要なニュースは
気象情報からとるからね
天気予報がわかれば
必要な情報はすべて集められるよ
でも今日は笑顔でいる以外に
何もすることがないんだよ
僕はここにいる
ニューヨークでただ一人で

僕ら人生の半分を一緒に過ごしてきたね
でも僕らはいったいどこにいて
どこに行ったらいいのかわからない

僕らは人生の半分を一緒に過ごしてきたね
でも僕らはどこにいて
どこに行ったらいいのかわからない

トム
飛行機には乗り遅れるなよ
空を飛びたいと君が強く願ってたのを
僕は分かっている
そうさ 心に正直に生きて
輝いて 輝き続けてくれ
僕を照らしてくれたように
ニューヨークで一人の僕を
ニューヨークで一人でいうこの僕を」



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明日に架ける橋

サイモン&ガーファンクル
SMJ
2013-03-06