ふと聴きたくなる懐かしの洋楽


Barry Manilow-This One's for You 
バリー・マニロウ 愛を歌に込めて


この曲(1976年)には、バリー・マニロウの歌に共通した哀愁のメロディがピアノと彼の優しい歌声から醸し出され、聴く者の心に癒しの感銘が届けられる。

最後にアマゾンの「Ultimate Manilow」というベスト盤のレビュー評の中で共感したものがありましたので
そのまま引用します。
「先日、BSで割と最近のBarry ManilowのLIVEがやっていたので、久しぶりに彼の曲をひとしきり聴く事になった。改めて気づいたことは、彼の曲から醸し出される一瞬の「哀しみの旋律」、この一瞬にエネルギーが凝縮されているということ。Ready to take a chance againやThis one's for youで紡ぎだされる、感動の哀しみの旋律。この瞬間を味わうために私はBarryを聴いていたのだ。BSの番組の中のインタビューで彼がこんなことを言っていた「ロックの世代になってから、座ってじっくりと聴ける美しい音楽が少なくなった。だからぼくはそういう音楽をいつまでも大切にし、歌って行きたい」と。Ultimate Manilowに収められた、ドラマティックな曲の数々。本当に素晴らしいミュージシャンだ。」

では別れたしまったひとに捧げる優しく響く「哀しみの旋律」に、そっと耳を傾けてみましょう。


「これをけっして売るつもりはない
わかってくれない人達もいる
上手には歌えない
うまく歌おうとはするけどできない
でも僕は毎晩歌う
懸命に頑張って気持ちを心に留めている
だってあなたのための歌を
あなたのために歌うのだから

百曲も歌ってきた
ファンタジーや嘘の歌までも
でもこの歌が僕の真実
歌いながら泣いてしまうこともある
僕は毎晩歌続ける
涙は見せないように懸命に歌う
だってあなたのための歌を
あなたのために歌うのだから

あなたのために歌う
あなたがどこにいても
僕たちが別れてしまってから
何もかも変わってしまった
この歌は僕たちのかつての愛の歌
僕たちが分かり合えたすべてのこと
それがこの歌に込められている

僕には大きな意味のあると思えるもの
すべてを手にしていた時がある
僕は今失って寂しく思うことや
変わってしまったことを歌う
でも毎晩こうあったらいいと思い悩む
もしかしてあなたも同じように
恋しく思ってくれないかと
だからあなたのために歌う
この歌をあなたに

あなたのために歌を歌う
どこに行っても歌う
言わなきゃいけなかったこと
あなたに知ってもらいたかったこと
そのことを歌う
それが僕のできるただ一つのこと
あなたが僕が歌うのを聴いてくれることを
望んでいる
だってこれはあなたのための歌だから

あなたのために歌う
あなたがどこにいてもこの歌を歌う
あなたと別れてしまってから
何もかも変わってしまいました
この歌は僕たちのかつての愛の歌
僕たちが分かち合えたすべてのこと
それがこの歌なんだ」