そっと静かに聴いていたい曲

Martina McBride - God's Will
ゴッズ・ウィル (マルティナ・マクブライド)



マルティナ・マクブライドが歌うこの曲は、「Martina」という2003年のアルバムに収録されています。私はこのアルバムを持っているので、この曲は聴いていたはずです。In My Daughter's Eyes という曲に魅せられていたせいもあり、印象に残っていませんでした。最近、you tubeで聴き、感銘を受けました。

マルティナ・マクブライドは、カントリーシンガーとして紹介されているケースが多いようですが、私には、ポップスとカントリトリーの垣根がもうひとつ理解できないでいます。
カントリーっぽい曲は聴いていてなんとなく感じることができるのですが、今までとりあげてきた彼女の曲は、カントリーっぽい所をあまり感じません。そんな曲ばかり、選曲しているせいかもしれませんが・・・・
この曲も普通の曲として聴いても何ら違和感がありません。とにかく、彼女の、大袈裟にならない力強き歌唱力とその声の暖かさは、しっかりと聴く者に感動を与えてくれます。

さて、この曲のタイトルでである「God's Will 」には、どんな意味があるのか悩みました・・・神の意志・・・だと意味だろうと思うのですが、歌詞の中では、Will とうい少年の名前のことです。日本語では、「神様のウィル」としました。障害をかかえながら懸命に生きるウィルに畏敬の気持ちをあらわしているのだと理解しました。
mother's miracleも意味がつかめませんでした。血のつながった母の力で病気を克服するという奇跡・・・こういったことなのでしょうか。
ほとんど直訳で正確ではありません・・・、ぎこちない和訳ですが、こんな感じです。
少年とマルティナの気持ちが、ひしひしと伝わってきます。


「ハロウィンの夜に神様のウィルに出会った
彼は、木の葉で覆われた格好でした
それはなによりも彼の足の装身具を
見えないようにするためでした

8月の太陽のように彼の笑顔は輝いていた
彼は私を見ると 家の方に懸命に逃げだそうとしたので
私も傷つきそうになった

ウィルは上手に歩けない
ウィルは上手に話せない
近所の子供たちが普通にすることをやろうとしても
ままならないから 彼はしない


私はこれまで求め 戸惑い 考えたり
途方にくれがら人生を見つめてきた
私は傷つき 疲れ果て 愛したり憎しみ
善いことなのか悪いことなのか格闘してきた
彼は父がいない少年で まだ母の奇跡も起きていない
私は読み書き祈り戦ってきた
これからも何も変わらないかもしれない
でも変わったの
神様のウィルのことを知ってから

ウィルの母はふたつの仕事をしなければならなかった
彼女が遅くまで働いているとき
私たちは彼をみていた
みんな笑わないでいるときが分からないくらい
よく笑っていた

ヘイ・ジュードは彼の好きな歌だった
夕食の際 彼は祈るよう求め、自分以外の世界の人々
幸せを何よりも祈っていた

※繰り返し

彼らがカリフォルニアに引っ越すまえに
彼の母は彼は長く生きられないかもしれないと話した
母は毎日彼を大事見守っていくとも言った

彼が私に送ってくれたもうひつの贈り物がある
彼の母には伝えてはいなかったことだけど
その少年は私に見せてくれた真実がある
それはノートの紙ににクレヨンの赤で書かれていた
彼は私に「あなたに神の祝福あれ」と綴ってくれていた

私は求め 祈り 傷つき 疲れていた
すっとこれは変わらないかもしれない
でも、変わったの
ハロウィンの夜に彼に逢ってから
彼は 木の葉に覆われた格好をしていた」



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