パッヘルベルのカノン     

“カノン”とは「かえるのうた」の輪唱のように、ひとつの旋律を複数のパートで追っかけながら演奏する形式のことです。「パッヘルベルのカノン」の場合、3つのヴァイオリンパートが2小節ずつ遅れて同じ旋律を演奏します。
バックでは通奏低音がひとつの進行をずっと繰り返しています。
この和音(コード)進行は現在のJポップなどにも多用され“黄金のコード進行”などとも言われています。今から約300年も前の音楽基礎が今も尚、連綿と生き続けているのはすごいことですよね! (以上、クラシック名曲サウンドライブラリーから引用)
この曲は、私にとってさほどどうとも思わなかった曲のはずが、ある韓国映画を観てから気になって仕方のない曲、つまり、大好きな曲になってしまった。それは、「猟奇的な彼女」というチョン・ジヒョン主演の映画だ。笑って泣ける素敵な恋愛映画。2005年頃レンタルで借りてみて、すっかり虜になってしまった。(チョン・ジヒョンのもうひとつの映画「イルマーレ」でも泣かせてもらいました)。
観た方はご存知かもしれないが、「猟奇的な彼女」の最後に流れるのがこの曲でした。このやるせない旋律に乗せて、チョン・ジヒョンの目から一筋の涙が流れるシーンには惹かれまくって繰り返し繰り返し再生して観たことか。
この映画の影響で、いろんな演奏でこの曲を聴きたくなり、最後に紹介するCDまで購入するという「カノン好き」になってしたったという次第。てなわけで、いろんなカノンをここで聴いてしまおうというもの。(本当は忙しい身なのですが)暇にまかせて集めてみました。お好きなところからどうぞ。
一番下にピアノ版を追加しました。(20160420)

ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団内管弦楽団



クルト・レーデル&ミュンヘン・プロアルテ管弦楽団




ロンドン・シンフォニー・オーケストラ




オルフェウス室内管弦楽団




レーモ・ルフェーブル管弦楽団




シュトゥットガルト室内管弦楽団




パイヤール室内管弦楽団





ルツェルン 弦楽合奏団






カラヤン指揮 ベルリンフィル



クラシック名曲サウンドライブラリーから




演奏者不明ながら美しい演奏です





Stringspace String Quartet



ピアノ演奏