ふと聴きたくなる懐かしの洋楽

Alone Again(Naturally)
Gilbert O'Sullivan
アローン・アゲイン(ギルバート・オサリバン


この曲は、CMやドラマのテーマ曲に使われたりしているので、よく耳にする曲です。歌詞を意識しないで聴くと、さわやかな感じを受けますが、実際の詩は重い内容です。

自殺を考え、いつでも塔の上から飛び降りられる、でもできない自分。どうしようもない現実に打ち砕かれ神を信じられない自分。父が亡くなりそして母もなくなり、ついには一人ぼっちになった自分。

こういう哀しい男の姿を歌っています。暗さばかりでなく、自分のように打ちのめされている世界中の人々に同情する優しい気持ちもこめられています。
歌詞の意味はこんな感じです。メロディはさわやかなのですが・・・・


「今から時間が経ってもこの辛い気持ちが消えないなら、
こうしてやろうと心に決めてある。 近くの教会の塔に行き上まで登って、
そこから飛び降りてやろうって。 落ちて体がバラバラになるってどうなるのか
誰かにわかってほしいんだ。
でも、今は教会で誰からも相手にされずポツンとしている。
こんな声が聞える。「かわいそうに」「きっとふられたのよ」 「どうにもしてやれないんだから、もう帰りましょう」と 
昔もそうだったように、また独りぼっちになった、当たり前のように。

 ほんの昨日まで陽気で明るく楽しげに、何かにわくわくしていたって考えたら、
僕が演じようとする役を、私ならしないと誰が思うだろうか。
まるで僕を打ちのめすかのように現実が襲ってきて、ほんのわずかな前触れもなく、僕をずたずたに切り裂いてしまった。
だから、僕は本当に慈悲深い神様の話しなんて信用できずに疑っている。
もし本当に神がいるのなら誰が神なのか。なぜ、神様は僕を見捨てたんだろうって。
本当に助けてもらいたい時なのに。また、僕は独りぼっちになってしまった。当たり前のように。

僕にはこう思えるんだ。世間にはいたるところに心傷ついた人達がいて、 救ってももらえず、相手にされないままの人達がいるって。
どうしたらいいんだろう? どうしたらいいんだろう?

また、独りぼっちになった、当たり前のように。

今まで生きてきた中で思い出すのは 父さんが死んで、ずっと泣かずにはいられなかったこと。そして、65歳で母さんも神様に召された。
 理解できなかった。なぜ、母が愛したこの世でたった一人の男があの世に連れて行かれ、その男のせいで、遺された母はそれからはずっと打ちひしがれなければならないのか。
 いくら僕が励ましても母さんは一言も言わず、あの世に逝ってしまった
母さんが死んで、僕はずっと泣き通しだった。結局また、独りぼっちになった。当たり前のように。
また独りにってしまった。当たり前のように。」