1984年アカデミー賞8部門を受賞した「アマデウス」という映画は、モーツァルトの音楽の素晴らしさを知るこのができる素晴らしい映画です。当時、この映画を観た劇場が入れ替え制ではなかったので、2回続けて観たほど感動した映画でした。。最近、DVDで観たときも、劇場で観たときとのような感動が甦って来ました。

 モーツァルトと宮廷音楽家であったサリエリとの確執からモーツァルトの死に至るまでの真相を、サリエリが神父に独白し回想するという形で描かれています。事実ではない創作劇の面白さだけではなく、モーツァルトの音楽を知る「音楽映画」としても楽しめるものです。

 映画は、サリエリがモーツァルトを殺害したことを苦にして自殺を謀る衝撃的シーンから始まります。早々、この冒頭に流れる交響曲25番の陰影ある響きに圧倒されます。観どころや聴きどころが満載なのです。
なかでも、モーツァルトのオペラの数々のハイライトシーンや、モーツァルが死の直前にサリエリの力を借りて、レクイエムを譜面に落としこんでいくシーンなどが印象的です。モーツァルトの性格も大変興味深く描かれています。

 特に私が気に入ったところは、サリエリがモーツァルトの譜面を最初に読むシーンで流れる「セレーナード10番(グランパルティータ)」第3楽章の音楽を、サリエリが形容する言葉です。まさにモーツァルトの音楽がこの言葉に集約されているかのようです

よろしければ、

映画にでてきましたモーツァルトの音楽を聴いてみましょう。 では、この曲から


映画の冒頭に流れた時の衝撃は忘れられない。 -- モーツァルト 交響曲第25番ト短調 k183 第1楽章


 



サリエリがこの曲に感嘆しこの音楽を言葉で描写するシーンが印象に残った。セレナード10番「グラン・パルティータ」k361第三楽章アダージョ
映画の中で、サリエリに「初めは錆びたアコーディオンのような律動があるだけだが、そこへ突然、高音のオーボエが加わり、シングル・ノートの確固たる歩みが続く。クラリネットがそれを引き継ぐと、この輝かしいフレーズに甘美さを加え、叶わぬ憧れで曲を満たす。私はあたかも神の声を聴いているかの如くであった。」と言わしめた。


映画「アマデウス」で流れたシンフォニー。平和なのどかな気持ちになれる曲。
交響曲第29番イ長調第1楽章



父の死後、心の荒廃が進んでいく時、象徴的にに流れていた曲。
ミサ曲ハ短調K477よりキリエ



サリエリ、がこの曲の譜面を見て、あまりの素晴らしさに驚嘆するシーンは印象的であった。
フルートとハープのための協奏曲より第2楽章



ピアノ協奏曲20番ニ短調第1楽章




ピアノ協奏曲20番ニ短調第2楽章
映画「アマデウス」のエンディングに流れた美しい曲。そっと耳を傾けていたい。



映画ではサリエリがモーツァルトの譜面を見るシーンで流れた曲。私のモーツァルトを好きになった切っ掛けの曲。 アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章



モーツァルトが息絶える最後のシーンで流れる「レクイエム」から「怒りの日」




「レクイエム」から「涙の日」